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日中省エネルギー・環境総合フォーラムは、日中双方の省エネ・環境に関する制度、政策、経験、技術等について幅広い意見交換を行い今後の協力のあり方等について議論する場として、去る5月29日(月)から3日間にわたり東京で開催されました。 鉄鋼業界としては、昨年7月の日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進技術交流会に続き、日中交流事業の一環として本フォーラムに積極的に参加協力しました。
この講演の中で、?@日本は60年代の高度成長期に公害問題を経験し、鉄鋼業界でも委員会を設立して環境の負荷低減と管理強化に取り組んできたことや、?A鉄鋼業における環境保全に関する自主行動計画の内容と進捗状況、さらに?B国際連携による地球温暖化対策への取り組みなどが紹介されました。
最後に、これらの取り組みと成果は、業界各社の現場レベルで一人ひとりが地道な改善努力を積み重ね、各社の専門家が協力し英知を結集した結果であり、これが日本鉄鋼業の強みであること、また、今後の国際連携については、同じ業界同士が同じ土俵で技術論を交わし、各国とも同じ熱意で取り組むことが重要であることが述べられ、「世界トップの鉄鋼生産国である日中両国鉄鋼業は、ともに経験を共有化し、省エネ・環境技術の開発や普及の面でいよいよ連携を強化し、人類社会の発展に貢献してまいりましょう」との発言で締めくくられました。
第2日目の鉄鋼分科会では、孟令軍国家発展改革委員会工業司冶金処副処長が司会を、阿部聡経済産業省製鉄企画室長が総括を務め、両国の省エネ・環境に関する取り組みについて有意義な議論が行われました。
開会にあたっては、日本鉄鋼業界を代表し市川祐三日本鉄鋼連盟専務理事から挨拶があり、エネルギー・環境問題がグローバル化するなか、日中鉄鋼業界は問題解決の中核的役割が期待されていること、また、この困難な問題に対し、両国鉄鋼業界は十分な実績を挙げており自信をもって取り組んでいきたいことなどが述べられました。引続き、両国専門家から以下の説明がありました。
その後活発な質疑応答が行われ、最後に、両国鉄鋼業は「環境と人間の共生」や「企業の社会的責任」といった共通の課題を抱えていることから、省エネ・環境分野の専門家交流が重要であり、アジア全体の発展のためにも引き続き日中間で協力を推進していくことが重要であるとの阿部室長による総括で閉会しました。
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日中省エネルギー・環境総合フォーラムは、日中双方の省エネ・環境に関する制度、政策、経験、技術等について幅広い意見交換を行い今後の協力のあり方等について議論する場として、去る5月29日(月)から3日間にわたり東京で開催されました。
鉄鋼業界としては、昨年7月の日中鉄鋼業環境保全・省エネ先進技術交流会に続き、日中交流事業の一環として本フォーラムに積極的に参加協力しました。
中国側: 商務部、国家発展改革委員会、駐日中国大使館
初日のハイレベルによる基調講演では、日本側より二階経産大臣、小池環境大臣、千速晃日中経済協会会長による講演があり、これに対し中国側からは、薄商務部長、王駐日特命全権大使、姜発改委副主任による講演がありました。また、小宮山宏東京大学総長からの特別講演も行われました。
初日午後のテーマ別講演では、産業界を代表して関澤秀哲日本鉄鋼連盟環境・エネルギー政策委員会委員長(新日本製鉄副社長)より「日本の鉄鋼業界における省エネ・3R・産業公害防止の経験の紹介」と題した講演が行われました。
この講演の中で、?@日本は60年代の高度成長期に公害問題を経験し、鉄鋼業界でも委員会を設立して環境の負荷低減と管理強化に取り組んできたことや、?A鉄鋼業における環境保全に関する自主行動計画の内容と進捗状況、さらに?B国際連携による地球温暖化対策への取り組みなどが紹介されました。
最後に、これらの取り組みと成果は、業界各社の現場レベルで一人ひとりが地道な改善努力を積み重ね、各社の専門家が協力し英知を結集した結果であり、これが日本鉄鋼業の強みであること、また、今後の国際連携については、同じ業界同士が同じ土俵で技術論を交わし、各国とも同じ熱意で取り組むことが重要であることが述べられ、「世界トップの鉄鋼生産国である日中両国鉄鋼業は、ともに経験を共有化し、省エネ・環境技術の開発や普及の面でいよいよ連携を強化し、人類社会の発展に貢献してまいりましょう」との発言で締めくくられました。
第2日目の鉄鋼分科会では、孟令軍国家発展改革委員会工業司冶金処副処長が司会を、阿部聡経済産業省製鉄企画室長が総括を務め、両国の省エネ・環境に関する取り組みについて有意義な議論が行われました。
開会にあたっては、日本鉄鋼業界を代表し市川祐三日本鉄鋼連盟専務理事から挨拶があり、エネルギー・環境問題がグローバル化するなか、日中鉄鋼業界は問題解決の中核的役割が期待されていること、また、この困難な問題に対し、両国鉄鋼業界は十分な実績を挙げており自信をもって取り組んでいきたいことなどが述べられました。引続き、両国専門家から以下の説明がありました。
首鋼総公司 生産部動力資源管理処処長
日本鉄鋼連盟 地球環境委員会委員長
(新日本製鐵 環境部長)
宝鋼株式有限公司 環境保護・資源利用部部長
日本鉄鋼連盟 エネルギー技術委員会委員長
(住友金属工業 専任部長(環境・エネルギー))
国家発展改革委員会工業司冶金処副処長
日本鉄鋼連盟 資源循環委員会委員長
(JFEスチール 技術企画部理事環境・エネルギーSBUリーダー)
その後活発な質疑応答が行われ、最後に、両国鉄鋼業は「環境と人間の共生」や「企業の社会的責任」といった共通の課題を抱えていることから、省エネ・環境分野の専門家交流が重要であり、アジア全体の発展のためにも引き続き日中間で協力を推進していくことが重要であるとの阿部室長による総括で閉会しました。