2013年3月、日本が主体となって開発を行った、製鉄所からのCO2排出量・原単位の計算方法の国際規格が「ISO 14404
-1(高炉用)、2(電炉用)」として発行され、その後、2017年にISO14404-3(DRI電炉用)が発行されました。
2020年12月には、高炉一貫プロセス、電炉プロセス、還元鉄電炉プロセス以外の複雑な設備構成の製鉄所にも適応可能なISO 14404シリーズのガイダンス規格(ISO 14404-4)が発行されました。
ISO14404シリーズは特別な計測機器等を必要とせず、粗鋼生産量、原材料購買量・販売データなど通常の操業データのみで簡単に製鉄所のCO2排出量・原単位を計算できるという点が特長です。日本の鉄鋼業は、インドやASEAN等の製鉄所における省エネ診断調査等で、「ISO 14404シリーズ」を活用しています。また、「ISO 14404シリーズ」の活用促進を目的とし、「ISO14404 User Guide」および「ISO 14404計算ツール(高炉用・電炉用・DRI電炉用・すべてのプロセス用)」「ISO 14404技術導入シミュレーター(高炉用・電炉用・DRI電炉用・すべてのプロセス用)」を作成いたしました。
【参考】ISO14404 (ISOウェブサイト)
- 2020年 12月21日 ISO 14404シリーズの活用に向けたガイダンス規格(ISO 14404-4)発行について
- 2014年 4月10日「第23回地球環境大賞」授賞式での大賞の受賞について
- 2014年 2月27日「第23回地球環境大賞」大賞の受賞について
- 2014年 1月29日平成25年度省エネ大賞 審査委員会特別賞の受賞について
- 2013年 10月2日平成25年度工業標準化事業表彰 経済産業大臣表彰の受賞について
- 2013年 3月18日鉄鋼CO2排出量・原単位計算方法(ISO14404)発行について